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指しゃぶりをする姿って小さい頃は赤ちゃんらしくて可愛いけど、ある程度大きくなってくると気になる行動となります。しかもママとしては1度気になり出したら止まらなくなっちゃいます。
指しゃぶりが小さい頃から癖になっている場合、子供にとっては当たり前の行動となっていてなかなか止めることが出来ません。
この記事ではなぜ指しゃぶりをしてしまうのかについてしっかり考えた上で、年齢別の対処法をご紹介します。1歳や2歳でもやめさせるようにしたほうが良いか?についてもご紹介します。
指しゃぶりをやめさせる方法

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そもそも赤ちゃんはなぜ指しゃぶりをしてしまうのでしょうか?赤ちゃんはお母さんのおっぱいを飲むために、吸う力を持って生まれてきます(吸啜反射)。成長して手や足の存在に気づく頃、口の近くにきた手指も吸い始めるのが指しゃぶりの始まりです。
もう少し成長して1歳近くになっても何かと口に運ぶのは、赤ちゃんが口や舌でそれが何なのかを調べようとしている行為。誤飲や衛生面など心配な面はありますが、指を口に入れたりおもちゃを舐めたりしてしまうことは成長をする上で自然とおこるものなので、しばらくは様子を見ておく方が良いでしょう。
しかし、1歳半を超えても指しゃぶりをやめない場合、親としては心配になってきますよね。体もだんだん成長し、歩けるようになってくると指しゃぶりがどうも目立ってしまいます。
小さい頃の指しゃぶりは生理的な原因だけだったものが、だんだんと他の影響が出てきます。
- 眠い時
- お腹が空いている時
- 歯の生え始め
- 不安な時
- 寂しい時
- 何かストレスを感じる時
- 小さい時からの癖
眠い時に指しゃぶりを始める子は私の周りにもたくさんいました。ママも指しゃぶりを始めたから寝るという判断をし、お布団を敷いてあげる場面もよくありました。
お腹が空いている時も指を吸うことで落ち着かせていたり、歯の生え始めは口の中がかゆいのか指しゃぶりを始めることも多くあります。
ただストレスや不安感、寂しさで指しゃぶりをしていると思うと、ママとしてはどうしようもない気持ちになってしまいますよね。
私のせいじゃないか・・何が悪かったのかな・・色々思ってしまうのはすごく理解できます。もしかしたら、忙しさが前面に出てしまって赤ちゃんとのふれあいの時間が取れていなかったりという部分は少なからずあるのかもしれません。
赤ちゃんは日々すごい成長を遂げています。大人にはちょっとの事でも赤ちゃんにとってはすごい事に感じられることはたくさんあります。笑ったり喜んだりすることと同時に、不安になったり寂しくなったりすることも成長に必要な感情だと思います。
赤ちゃんが不安そうな時はスキンシップや赤ちゃんとの時間をしっかりとるようにしてあげてください。
でも、多くの場合は幼児期の癖が残っているのが原因なので、ママも考えすぎないようにしてくださいね。
指しゃぶりのをめさせる方法!年齢別対処法

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上記のような原因が考えられる指しゃぶり。子供との時間をしっかりとりながらもうすぐ辞めるのだろうと期待していても、なかなか指しゃぶりをやめる気配がない子もいます。
そんな時に試したい方法を年齢別に解説します。
2歳ごろ
2歳の頃に指しゃぶりをやめるよう伝えることだけでやめさせることは困難だと思います。まだまだ言葉でのコミュニケーションがスムーズにいかず、どうして駄目なのかをきちんと理解することが出来ません。
2歳の頃どうしても止めさせたい時は、お子さんが手を指に持っていった時に、ママが手を口から外すようにそっと手を差し伸べてあげることを意識をしてください。ただし、逆に手を入れてしまうこともあるので、お子さんの反応をみながら対応をしなくてはなりません。
ただ手を口から振り払うのではなく、手遊びをしたり、お絵かきをしたり手を使うようにすると自然と口から手を話すことができるのでおすすめです。
3歳ごろ
3歳を過ぎると親の言葉の理解が十分できる年齢ですので、声掛けを行い、指しゃぶりを止めさせましょう。ただ、癖でついつい指をしゃぶってしまうことはあります。お友達がいる時に指しゃぶりをこそっと注意してあげると恥ずかしさが芽生えて、自然に止められることもあります。
ただ、恥ずかしくて怒ってしまう場合もあるので、様子を見ながら声かけをして見てください。
3歳ごろに指しゃぶりをやめれる場合が多いのですが、4歳以降もまだ指しゃぶりがやめられない場合も出てきます。年齢が上がれば上がるほど歯並びの問題も出てきます。
4歳ごろ〜
4歳をすぎれば、親の言葉の理解は更に進みますのできちんと伝えてやめさせるようにしましょう。
ただ、かなり頑固な癖になっていたり、何か他の原因がある可能性もあります。きちんと伝えながらも子供の様子をしっかりと観察するようにし、心配なことがある場合は専門医を尋ねるようにしてくださいね。
友人の子供は小学生になっても指しゃぶりが続いていました。さすがに学校で指しゃぶりをすることはなかったそうですが、家で寝る前には必ず指しゃぶり。指しゃぶりをしないと寝れない状態でした。
その友人の子供の場合、やはり歯並びは悪くなっていました。歯医者さんにも指しゃぶりのことを指摘され、現在は歯列矯正をしています。
年齢が高くなってきた場合はグッズを用いたりして早めにやめさせることも視野に入れましょう。
指しゃぶりをやめさせるグッズと体験談

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何もグッズを使わずに指しゃぶりをやめさせることができれば一番良いのですが、グッズも売っていますので場合を見て取り入れてみても良いでしょう。
指に何か巻く
指しゃぶりに使用する指に絆創膏やテープなどを巻いてしまうという方法があります。貼ることで指しゃぶりをやめることができる方法ではありますが、知恵がついてくる年齢ですと自分で取ってしまうという難点も。さらに全ての指に貼るわけにはいかないので、貼っている指を避けて指しゃぶりをしてしまう場合もあります。
工夫の方法としては、絆創膏を好きなキャラクターのものにして子供のテンションを上げたり、普通の絆創膏やテープの場合は油性ペンで顔や何か絵を書いてあげるなどするのがおすすめ!
手頃に始められる方法ですので一番に試してみると良いと思います。
味で勝負
カラシや正露丸などを指に塗り込んでしまうという方法もあります。舐めた指がひどい味であれば、子供も嫌で止めざるを得ません。
ただこの方法は塗ることを拒まれるとできないのが難点です。しかも塗ってもずっと味を保つことはできません。
食べ物ではないのでどうかと思うところもあるのですが、ミント系のクリームを指あたりに塗り込んで、子供の嫌な匂いを手につけることで指しゃぶりをやめさせることに成功した友人もいました。
指しゃぶりをした時にまずい味を継続させるための、マネキュア商品も売ってます。私の子供が小さい時に、この商品はママの間で話題になってました。「バイターストップ」という爪かみ防止用商品なんですけど、私の周りに意外と試しているママが多くてびっくりしました。
効果のほどは、初めは効いたけどだんだん味に慣れてくるようだという感想が多かったです(笑)でも、やっぱり美味しい味ではないみたいなので試してみる価値有りかもしれません。
最後まで使い切るママは少なかったので、誰かに聞いてみるともしかして持っていて譲ってもらえるかもしれません・・よ?(笑)
味で勝負の方法は、大きくなってからというより小さいうちに試す方法だと思います。
専用商品を使う
ドクターサムという指しゃぶりを補正する商品がありますので使ってみることも良いでしょう。こちらを使用していると指をしゃぶっている感覚がなくなるため、自然と指しゃぶりの回数が減ると言われています。
指しゃぶりができず初めは泣くこともあるかもしれませんが、子供に合えば効果が期待できるものです。ただし効果がなかったという声も正直なところ聞きます。
また、少し値段が高いこと、片方の指に装着するのでもう片方で指しゃぶりができてしまうこと、器具をとってしまうこと、ちょっときつく痛くなってしまうこと・・など使ってみてダメだと感じることも多くあります。
購入前に良く考えて買ってくださいね。
まとめ
いつかは止めると分かっていても指しゃぶりをしている我が子をみていると、ついつい気になってしまうと思います。
止められる年齢であれば、1日も早く卒業させたいと感じますよね。ママとしてできることをしてあげましょう。まだ指しゃぶりをやめるのが難しい年齢であれば、楽しく指を口に持っていかないよう工夫してあげてくださいね。