盲導犬の存在は知っていたけど、パピーウォーカーをしてみて、表面的にしか知らないなとわかりました。
だから盲導犬の事をもっと知りたいと思うように。育成の流れももちろんですが、どのようにして盲導犬が誕生してここまで認知される存在になったのか?
歴史的な部分の話ですね。人と犬の本能的な絆というか?関係性がわかって、歴史を知って良かったと思いました。
いくつかの詳しい情報を見て勉強したので、私なりにわかりやすく解説していきます。
盲導犬の歴史
盲導犬1号は1916年10月のこと。ユーザーはポール・フェイエン氏。
歴史上はっきりとわかっているのがこの事実なのですが、人と犬との生活という視点からみていくと、もっともっと古くから犬は人を助けていたと思われるような絵は多く見つかっています。
大昔は盲導犬制度というしっかりとしたものは当然なかったと思いますが、自然と目の見えない人を助ける活動をしていた犬は古くからいた可能性は多くありそうです。
このことから人間と犬は密接な関係に長くあったということがわかります。
で、実際にパピーウォーカーをしてみると、委託直後からパピーちゃんは人が大好きなのがわかります。不思議なほどに。
犬種の問題とか、親の遺伝とか?色々あるのかもしれないけど、歴史上ずっと長く人と犬が過ごしていたと聞くと、本能的というか、無理やりじゃないというか・・・
人だけが無理やり盲導犬という制度を作ったのではなく、犬も人と一緒にいたくて、人を助けたいって思って自然と今のような制度につながった部分もあるのかと感じることができます。
あ、ちょっと話がそれてしまいましたので盲導犬の歴史に戻しますね(笑)
「盲導犬」の誕生という視点からみていくと、ドイツの軍用犬育成担当のハインリッヒスターリン博士が、戦争をきっかけに目が見えなくなった人が多くなった事から、犬が目の見えない人を助けられるんではないかと考え始めたのが始まりです。
国や訓練士などと協力をしあい、盲導犬育成の方法を確立させていき、ドイツでは1916年に盲導犬訓練校が初めて設立、盲導犬とユーザーの誕生となりました。
それからはどんどん盲導犬制度が広がっていき、その3年後には500頭を超える盲導犬、そして訓練校も9カ所に。
1927年には盲導犬ユーザーは4000人にまで増えていたとか。すごい人数だし、求めている人もそれだけ多かったんですね。
こうしてさらに世界に広がっていき、輸出も行われるようになりました。
日本に盲導犬がはじめて輸入されたのは1939年。
その数年後からは日本でも盲導犬の育成が始まりました。
今では日本でも盲導犬を訓練する施設はいくつかあり、広く知られている制度になっていますが、世間に理解してもらうまでにはたくさんの人のいろいろな苦労があったようです。
法律も整備され、いろんなお店が盲導犬入店OKとし、ドアに盲導犬OKのシールが貼ってあるのをたくさん目にする現在に至るまでの努力はすごいものだったんですね。
誰も知らないところから法整備までの経緯はこちらのYoutubeで紹介されています。
私も盲導犬という存在はもちろん知っていました。でもパピーウォーカーをしてからは、きっちり知ってなかったなって感じました。
実際にパピーちゃんや盲導犬協会(訓練所)の関係で出会った人たちと過ごしているうちに、表面的にではなく盲導犬についてもっと知りたいと思うようになりました。
それから少しづつ知っていって、もっといろんな人にも知ってもらいたいと思うようになり、パピーウォーカーの事や盲導犬の事をまとめようとこのブログを立ち上げました。
パピーウォーカーという形じゃなくても、協力できることがたくさんあるので、興味を持ってもらったらぜひ近くの盲導犬協会のホームページを覗いてみたりしてください♪
※今回の歴史をまとめるにあたり、いくつかのサイトを参考にさせていただきました。
(少し年代などずれているものもありましたので、諸説あるのかなと思います。)
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