盲導犬制度への様々な意見とパピーウォーカーの役割<実際にやってみて感じたこと>

パピーウォーカーを始めようと思ってから、盲導犬についていろんな記事を読んだり、知るために勉強したり、実際に体験したりしてきました。

いろんな考えにふれてみると、盲導犬について良い印象を持っている人、悪い印象を持ってる人。素晴らしい制度だと思っている人、かわいそうだと思っている人・・そのなかでパピーウォーカーについてもいろんな考え方があることを知りました。

人それぞれいろんな意見や考えを持っていることはもちろん納得です。

いろんな意見があることを踏まえて私には私なりの考えがあったので、その思い、そして私が考えるパピーウォーカーの役割についてを書いてみたいと思います。

盲導犬制度自体のはなし

パピーウォーカーをしてみて思ったこと。

盲導犬って制度があることは知っていたけど、こんなに多くの人たちが関わっていると言う細かいことまで知りませんでした。

出会う人出会う人ワンコが大好き。そして、人のことも大好き。

ワンコもすごく人が好きで、褒められると嬉しそうで、人のためにお仕事することはワンコ自身の誇りにもなるんじゃないか?と思えるくらいです。

そしてさらに利用者さんもしっかり一緒に過ごす練習をして、盲導犬と暮らす準備をします。そこで絆が生まれる。

もちろん日常生活を支えてもらうけど、いてくれるだけでも癒される存在になる・・

はじめて盲導犬制度に対しての批判的な意見を読んだときは「考えようによってはそうなのかもしれないな」って思う部分は少しあったけど、

自分自身で盲導犬の世界に足を踏み入れてみると「それは違うな」と私自身の意見として思うようになりました。

盲導犬はかわいそう?

  • 訓練がきつい
  • 犬の本能を全ておさえられたお仕事
  • 盲目の人がお世話をできるのか?

そんな意見もネット上では見つけました。

 

パピーウォーカーしてみると、パピーちゃんはとっても人間が大好きだと感じることができます。本当に委託直後からです。不思議なくらい。

犬は群れで生活する本能、服従本能も持っています。

群棲本能は育て方によりボスになろうとする感情を育む場合もありますが、盲導犬として生まれたワンコは、愛情を受けつつ人が主導できるように育てられるので服従本能が育まれます。

群れで上手に暮らすために、服従することを好むという本能もあるのです。

なので盲導犬となり、人のためになる一生を送ることが、必ずしも不幸せだとは思えません。

それに人間視点でいうと繁殖から訓練までに出会う人たち、そして盲導犬利用者さん、さらには引退後の生活をみる人・・一般犬よりもたくさんの人と出会い、ほとんどの場合みんな、とても愛情を注いで接しています。

こんなにも多数の人から愛をもらえるなんて、とってもすごいことだと思います。

獣医さんや施設の方、ボランティアの方にいつも健康を気にしてもらい、いつも褒められます。

盲導犬の一生を考えると、「盲導犬はかわいそう」という意見に私は違和感を感じます。

 

確かに訓練は厳しいモノなのかもしれませんが、訓練士さんたちは盲導犬になるための訓練をしつつも、可愛がり、愛情を持って接しています。

犬としては、訓練や実際のお仕事中は我慢する時もたくさんあるとは思います。例えば好きな時に排泄ができないことも多々あると思います。

でも盲目の人のサポートを(多分人間が出来ない部分まで)できる犬は不幸せなのかな・・?

利用者さんは目で見ることはできないけど、盲導犬によって光をもらい、癒しをもらい、喜びももらうことができるから、愛情いっぱいにお世話をしてくれるんだと思う。

利用者さんが喜んでくれることは犬にとっても幸せなんじゃないだろうか?盲導犬と利用者さんとの信頼関係はすごいものになっていると思うんです。

盲導犬がかわいそうだと言うなら、飼い犬だって販売のための繁殖をされ、しつけをされ、怒られることもあり、寂しい時でも留守番をせざるをえない場合もあります。

ペットは幸せで盲導犬はかわいそうなんだとしたら、ちょっと違うかなぁと個人的には感じています。

訓練や盲導犬になった時のことを考えて、知らない方が幸せなことは教えない。

もちろんさせてあげたら犬自体が幸せと感じることもあるでしょうが、それは人間から見た感覚だと思うんです。

私も盲導犬の一部のボランティアしかしていないし、今は目がみえるから本当の真実を経験した訳じゃないけど、

盲導犬はストレスがすごすぎると一言で済ませるのは、きっと知らない部分も多いんじゃないかなーと言うのが私の意見です。

パピーちゃんは厄介者?パピーウォーカーの役割

ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーは賢くて人が大好きなイメージだけど、パピー時代はどんな犬よりも大変・・

そんな意見もありました。

盲導犬候補生とはいえ訓練を始めるのは生後1年がたった頃。それまでの大変な厄介者の時期を託すためにパピーウォーカーがいるのだという意見・・

パピーウォーカーは厄介モノをみてもらう役割として使われている?

これ・・実際にパピーウォーカーしましたが、そんなことないと思います!

パピーちゃんを育てるのは確かに大変だけど、パピーウォーカーはパピーちゃんに完全に癒されております!!

そして、やっぱり賢いなって感じます。

一つ一つ成長の階段を上がって行くのが目に見えてわかるんです。子犬ちゃんにも個性があり、パピーウォーカーも戸惑いがありますが、ゆっくりゆっくり一つづついろんなことができて行く姿を見るのはとても喜ばしいことです。

こんな幸せを私の人生にくれてありがとうって言いたいくらい♪

パピーウォーカーとしてパピーちゃんを立派に育て上げると言う役割はもちろんですが、

そのほか社会貢献できる喜びを感じて伝えること、盲導犬制度について考えること、実際にボランティアとして行動する大切さなどを誰かに伝えるという役割もあるんじゃないかと思います。

パピーウォーカーをすると同じ考えを持った人たちにたくさん出会えて知る機会や考える機会が多くあります。

とっても素敵なボランティアだと感じています。

まとめ

盲導犬として生まれたワンコは幸せの切符を生まれながらにして掴んでいる。

どなたかのブログでその言葉をみた時、とてもしっくりきました。

考え方感じ方は人それぞれあるけれど、パピーウォーカーをしてみた私の感じ方としてはぴったりでした。

たくさんの人と出会って、どこにいても幸せ。

犬にとって訓練もたくさんの人との関わり合いだから、実はパピーウォーカーとしての大きな役割は単純で、

「人と過ごすのが大好きだと感じることのできるワンコを育てる」

ことに尽きるのかなあという結論に達する私でした。

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