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妊娠が発覚して間もない初期の頃、口臭がいつもより気になると感じるママは多いんです。なぜ妊娠中は口臭が気になるのか。これには理由があります。
この記事では
- 妊娠初期の口臭の原因
- 妊娠初期におすすめの口臭対策法
をご紹介します!口内環境が悪くなると口臭だけでなく虫歯の原因にもなります。ぜひ参考にしてくださいね。
妊娠初期の口臭の原因

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もしかして、妊娠する前より口臭がひどくなった??
妊娠中、口臭が気になることは気のせいではありません。原因は主にホルモンバランスによるもの。妊娠中女性の体は、感じているよりもずっと変化が訪れているのです。
特に妊娠初期はホルモンの変化を一番感じる時。口臭を感じるママは妊娠初期が多いのはこのためです。
対策の前にまずは口臭の原因となる3つをこれからご紹介します!
1、乾燥
妊娠中はホルモンバランスの変化により、口内の唾液が減少しやすくなります。口内が乾燥すると、細菌が繁殖しやすい環境となり、通常よりも口臭が強くなります。寝起きに口臭が気になる症状と同様です。
妊娠中にいつもより口臭がする気がするのはこのためです。妊娠初期に口臭に気づくことが多いのは、変化が訪れてまもないから。これまでとの違いを感じるわけですね。
通常、唾液には口内の洗浄作用や抗菌作用、再石灰化促進作用があるのですが、唾液が減ることでこのような作用が上手く働かなくなるのです。
口臭だけでなく、妊婦が虫歯になりやすい原因も唾液の分泌量が原因です。
妊娠中は口内環境について、日常から特に気を配っておかなければいけません。
2、汚れ
口内が不衛生になりやすいがため、口臭につながることもあります。これも注意したいのは妊娠初期。この頃はつわりに悩まされることが多く、食べれないだけではなく歯磨きもままならない方もいらっしゃいます。
そうなると、口臭の原因となるプラークが蓄積されます。プラークは強いニオイ物質を作り出すのです。
また、舌苔と言われる舌についている白いものは口臭の原因となると言われています。舌苔は食べ物による汚れや、舌の細胞からできています。細菌が多く住んでいて、汚れを分解し、口臭の原因となる物質を作り出します。
舌苔ができる原因は様々ですが、唾液の分泌量も原因の一つです。やはり乾燥には十分気をつけなくてはいけません。
しかし、正常に舌が機能しているなら舌苔はあるものなので、基本的にはあっても問題のないもの。無理に取り除こうとするのは良くありません。お掃除は一日1回程度が目安です。
3、体調不良
風邪をひいたり、胃の調子が悪いことも口臭の原因となります。免疫力の低下により細菌も増殖しやすい環境に。
妊娠中は体調をしっかり管理する必要があるので、体調の悪化とともにすごく口臭がきつくなったと感じた場合は何か病気のサインかもれないということを知っておいてください。
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一言で口臭といっても原因は様々。妊娠初期は体調だけでなく生活リズムもつわりなどで崩れがちになってしまう女性も多いです。でも口内環境についてはしっかりと意識をしておかないと、口臭だけでなく虫歯の原因となってしまうので注意が必要です。
次は口臭の対処法をお伝えします。虫歯対策にもつながることも多いのでぜひ意識して取り入れるようにしてください。
妊娠初期のオススメの口臭対処法

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原因は先ほど紹介した通りになりますが、妊娠中の口臭対策として簡単にできる対処法をお伝えします!
乾燥を改善
まずは、水分を意識してとりましょう。口の中に潤いを与え、直接的に乾燥を改善します。ジュースは糖分が多く含まれているので、水が一番のおすすめです。
水分を取ることで口全体にも、唾液にも潤いを与えることができます。
唾液にいいことをする
唾液は口内の洗浄効果・細菌を増殖させない役目を果たしてくれます。唾液を増やすことが口臭対策に繋がります。
唾液にいいことはこちら。
噛む回数を増やす
咀嚼回数を増やすことで唾液の分泌を促進することが出来ます。毎日の食事の時に、通常よりも多めに咀嚼してみましょう。
ガムを噛むことも良いでしょう。ガムを噛む場合は、キシリトール配合の物を選びましょう。キシリトールガムは虫歯予防にも効果的です。
唾液腺を刺激!
舌を動かすと唾液腺の刺激となります。「あ・い・う・え、ベーー」という体操を知っていますか?私はこの体操を美顔体操として習いましたが、唾液腺の刺激にも効果を発揮します。
やり方は簡単で、口の形を「あ・い・う・え」と普段よりも大げさに開けてゆっくりと言います。次に舌をベーっと大きく下に出します。10回を1セットとして行ってみてください。
この体操でほうれい線などを防ぐ効果もあるので、ぜひ女性はしておきたい体操です!ちなみに、美顔体操としてする場合は、「あいうえ」の部分でシワを作らないように意識して声を出すのがポイントです!
リラックスする
ストレスがかかる生活をしていると、唾液が減ります。ゆったりした時間を過ごしたり、好きなことをしたり、体のストレッチをしてみたり・・とできるだけリラックスできる生活を心がけましょう。
リラックスすることで唾液の分泌も正常に戻ります。
歯磨きをする
口の中が食べかすで汚れている場合、どうしても匂いを発してしまいます。口臭だけでなく虫歯の原因にもなってしまうので、毎日の歯磨きはしっかりするようにしましょう。
できれば糸ようじや歯間ブラシを使い、歯の間の汚れも落としましょう。私の場合、歯をすごく磨いたつもりでも歯間ブラシをすると食べかすが取れることが多いんです。
歯ブラシで磨いても歯と歯の間の食べかすは取れていないということを思い知らされ、今では歯間ブラシはなくてはならない存在です。
妊娠初期で、もしつわりで毎日歯磨きが出来ない、という場合はうがいをしましょう。口内を洗浄する液(マウスウォッシュ)を使って気持ちが悪くならない場合は、使用することも良いでしょう。
歯磨き粉の味が気になる場合は、水をつけて歯を磨くだけでも良いです。
起床時と就寝前に歯を磨く習慣がある方が多いかと思いますが、つわり中は、磨ける時に磨いてしまうという姿勢で問題ありません。
まとめ
口内が気になると、日々の生活がなんとなくどんよりしてしまいますよね。
妊娠中の口臭トラブルは、多くの方が体験することです。原因がわかっていれば、正しい対処も出来ますよね。また歯のケアは虫歯予防にもなりますので、歯磨きは出来る限り行うようにしてみましょう。