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赤ちゃんのお世話は大変だけれど、寝ている赤ちゃんを見ているだけでも幸せな気分になります。スヤスヤ眠る赤ちゃんを見ていると、突然寝てる時にビクッとなる時があり、その様子を見た新米ママはびっくりしてしまうことがありませんか?
この記事では、赤ちゃんが寝てる時にビクッとなる原因である「モロー反射」について、
- モロー反射とは?
- 泣いちゃう時の対策は?!
- いつまでに治るの?
- 赤ちゃんが寝てる時ビクッとなる時に考えられる病気
この4つの話題をお伝えしていこうと思います!ぜひ参考にしてください!
寝てる時にビクッとなるのは
モロー反射!

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寝てる時にビクッとなる赤ちゃんを見ると、私も何も知らなかった時はびっくりして何か調子が悪いのではないか、と考えてしまっていたことがあります。だってなんだか見たことのないビクッと感じゃないですか??・・まるで怪奇現象・・。
でも実はこれは「モロー反射」というものです。
私の場合、産院でも母子同室でお世話をしていたけど、病院でお世話になっている安心感からかあまり気にせず過ごしていたのですが、退院し、家で赤ちゃんのその様子を見たときに初めてオロオロしてしまった経験があります。
赤ちゃんがビクッとなるモロー反射ですが、オーストラリアのエルンスト・モロー医師が発見したため、このように呼ばれています。モロー反射は月齢が低い赤ちゃん特有の原始反射の一つで、抱きつくかのような動きをします。
なぜこのような動きをするのかはっきりした理由はわかっていないのですが、お母さんに抱きつくような動きのため、敵から身を守ろうとする反射ではないか?との見解もあります。
赤ちゃんにモロー反射が見られる時期は、その子によって違いがあるのですが、生後間も無くから3ヶ月になる頃まで続くと考えられています。
大きな音が鳴ったり、光があたったとき、風があたったとき、自分で自分の動きに驚いたときなどに反応してモロー反射が出ます。初めてモロー反射を見た時はママもビックリするとは思いますが、寝てる時にビクッとなることは自然なことなんです。
またモロー反射は神経の発達過程に欠かせないもの。ママが離れてしまい不安になった時にもモロー反射でビクッとする時もありますので、そんな時は抱きしめてあげましょう。
でもこのモロー反射で赤ちゃんが泣き出してしまうこともあります・・。次に対策をお伝えします。
モロー反射で泣いちゃう!対策は?

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月齢の低い赤ちゃんが寝てる時にビクッとするのは原始反射であるモロー反射だということがわかり安心。で、反射後もすやすや眠っていれば問題ないのですが、反射をきっかけに赤ちゃんが泣いてしまうことがありますよね。しかもかなりの泣きっぷりを見せることもあります。
そうなると、ママがあやさないといけないわけです。赤ちゃんは可愛いけれど、産後すぐから赤ちゃんのお世話をし、寝不足生活をしているママの気持ちとしては、せっかくおとなしく寝てたのに・・。とついつい思ってしまいますよね。
あまりモロー反射が出ない赤ちゃんなら問題ありませんが、頻繁にモロー反射が出る赤ちゃんもいるので、何かに頼りたくなる時もあると思います。そんなときに力になってくれるグッズに「おくるみ」があります。
おくるみを巻くことで、モロー反射時にビクッと身体が動く事を制限してくれるため、ビクッとなった赤ちゃん自身が驚いて泣くことがなく、気づかないまま寝続けてくれることが多くなるというメリットがあります。おくるみは、寝付きやすくなった、ぐずりが減ったなど、モロー反射対策以外にもメリットがあるため、導入をぜひ検討してみください。
私の娘もモロー反射で起きてしまうことが多かったのですが、おくるみを使用することでぐっすり寝るようになりました。おくるみについては下記の記事でも詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください。
おくるみの選び方・効果・巻き方。卒業後の使い道も考えてみたよ
時に泣き出すきっかけとなるモロー反射。いつまでに治るものなんでしょうか?
モロー反射はいつおさまるの?

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新生児から生後3ヶ月頃まで続くモロー反射は、赤ちゃんの成長具合にもよりますが、首が座る頃には消失すると言われています。
泣き出してしまうこともあるので、時には嫌になるモロー反射ですが、生まれてから3ヶ月もたつと見られなくなってしまうので、赤ちゃん特有の原始反射も楽しめる余裕があればいいですね。
タイミングが合えば、動画も撮っておいてあげれば思い出に残ると思います。
寝てる時ビクッとなるときに考えられる病気

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生まれて間もない赤ちゃんが寝てる時にビクッとするのはほとんどの場合モロー反射であり、これは原始反射なので問題がない場合が多いです。
しかしながら首がすわった後、また生後5ヶ月を過ぎてもモロー反射が消失しない場合や、一日に何度も起こるときは、神経発達(点頭てんかんなど)に何らかの異常が見受けられることがあります。
この点頭てんかんの症状はモロー反射に似ているため、専門家では無いパパやママが見ても見分けがつかないことがあるのです。ビクッとすることがいつまでも続く時には病気の可能性もあるので注意しましょう。
いつ、どのくらい、どんな動きをしているのかがポイントとなりますので、普段から赤ちゃんのことをよく見守ってあげ、心配があれば医療機関に早めに相談してください。
まとめ
モロー反射は成長過程に必要なものです。
1ヶ月検診や3~4ヶ月検診では、モロー反射がきちんとでているか、などの検査を行うほどです。ビクッとなる様子に心配があるなら、検診のタイミングにでも遠慮せずに質問し、専門家であるお医者さんから説明を聞いてみましょう。
新生児期から数ヶ月しか見ることが出来ないモロー反射。お子さんの貴重な成長の1枚として心に留めておきましょう!