<盲導犬の寿命>短いって噂があるけど実際は

盲導犬は厳しい訓練をしたり、やりたくない事をして一生を過ごすから寿命が短いのではないか?という意見もあります。

もしかしたらそうなのかな・・と私もパピーウォーカーをするまでは思っていました。

もちろん考え方や盲導犬への感じ方は人それぞれあります。が、私は盲導犬についてしれば知るほど、それは違うと肌で感じるようになりました。

盲導犬の寿命

まずは盲導犬に多い犬種である、ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーの寿命をみてみます。

  • ゴールデンレトリバー・・10歳から12歳
  • ラブラドールレトリバー・・10歳から14歳

これはペットの場合の平均。個体差はもちろん、食生活やストレスの有無などによって変わります。

で、盲導犬の寿命はというと?

こんな記録がありました。

盲導犬は酷使されるので寿命が短い、という話を聞くことがあるが、この話は科学的な根拠はない。

今回、日本に9つある盲導犬育成施設のうち8つの施設より、盲導犬として実働していた犬の447例の死亡年齢を調査する機会を得ることができた。

その結果、これらの平均寿命は12歳11カ月であり、死亡年齢が15歳を超える割合は28%だった。

そのうちラブラドールレトリバーの平均は13歳3カ月、ゴールデンレトリバーでは11歳5カ月であった。

死亡年代別の平均死亡年齢は、80年代で11歳、90年代で12歳3カ月、2000年代では13歳7カ月であり、いずれも家庭犬の平均寿命についての調査に比較して高いことが明らかになった。

盲導犬の平均死亡年齢について/日本補助犬化学研究/J-stage

決して盲導犬だからと言って寿命が短い訳ではないです。

 

実際にパピーウォーカーをしてみると、ペットとして飼われる犬よりもずっと手厚く体調管理や環境の管理がされていることがわかります。

獣医さんの検診はもちろんですが、犬の事をよく知ってる職員さんが犬を預かるボランティアさんの家に定期的に訪問して様子を伺いにきてくれたりしますし、

赤ちゃんから一生涯、たくさんの人と関わることができることは人好きのレトリバーにとってストレスが少ないと思います。

訓練をする犬はどう暮らしているのか?を聞いてみると、訓練士さんがしっかり普段から見てくれるうえ、空調も聞いた広めのお部屋で快適に過ごしているとのこと。

盲導犬になったら、利用者さんの役に立ちながら離れることなくずっとそばにいられます。

人が大好きなレトリバーが、いつも誰かと一緒にいれることは幸せを感じること。逆に飼い主と離れる時間が長いとストレスになります。

ゴールデン・レトリーバーは、人と触れ合うことが大好きです。

屋外飼育などにより、飼い主とのコミュニケーションやスキンシップが取れない時間が長いと、ストレスが高まってしまいます。

ゴールデン・レトリーバーは人間と共同作業をすることに喜びを感じる犬種なので、一緒に楽しめるアクティビティを探して取り組めば、きっとハッピーな日々を過ごせることでしょう!

参照元:hotto(【獣医師監修】ゴールデン・レトリバーの平均寿命は何歳?長生きするために注意すべき病気は?)

その事を考えると盲導犬は、候補生として生まれてからずっと誰かと一緒に過ごすのでストレスを感じにくい環境にいられます。

 

そしてだいたい盲導犬は10歳くらいになったらお仕事を引退します。そこからは家族と共にお仕事から離れて余生を過ごすことになります。

なぜ10歳くらいになったら引退するのかを盲導犬協会(訓練所)の方に聞いてみると、「元気なうちに引退して、幸せに暮らしてもらうため」だそうです。

のんびりあとは過ごしてほしい。盲導犬として働いたあとでも、誰かのたくさんの愛情を受けて過ごします。

確かに盲導犬は人のためにお仕事をして過ごすことになりますが、関わる人たちはみんな犬の幸せを願って活動していますし、盲導犬利用者さんも同じ気持ちだと思います。

 

ご主人様が変わることによるストレスは?

ずっと誰かと一緒にいられるっていうけど、過ごす人は次々に変わるよね?それでも幸せといえるのか?

こんな意見もありますね・・。

犬本人じゃないから、本当の気持ちはさすがにわかりませんが、パピーウォーカーとしてみている限りで私が感じることは、レトリバーはとにかく人好きだということです。

家族でパピーちゃんと過ごしていると、人を見分けて接しているなと感じます。

が、兄弟や近い月齢のパピーちゃんと集まればどのパピーウォーカーさんにも喜んで触れ合いにいきますし

担当さんはもちろん、初めてあった人にも喜んで寄っていきます。

パピーウォーカーとしてはつらいお別れの時も、訓練士さんと一緒にすんなりこちらの元から離れるし(涙)

そんな姿を見ていると、どこかで誰かの愛情をしっかり受けて過ごしているんだろうなって安心すらします。

 

ボランティアさんや訓練の内容、訓練所のやり方など、もしかしたら虐待に近い事をしている場合がないとは言い切れませんが、私がやりとりした盲導犬協会(訓練所)やボランティアさんにそんな人はいません。

利用者さんともしっかり盲導犬との暮らしに慣れてもらうための時間を確保されます。

犬も人が大好きだから、人の役に立つお仕事ができる事をきっと誇りに思っているんじゃないかと私は思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました