夏場に気になるのは暑さだけではありません。あったかくなると出てくるのが「蚊」です。大人でも知らない間に刺されてしまうのに、無防備な赤ちゃんは守ってあげないと当然、蚊の餌食になってしまいます。
きちんと網戸にしたりして気をつけていてもいつの間にか蚊が入り込んでくるので、夏の子育ては虫除けグッズは必須。そんな時、普段使っていた蚊取り線香をたいてもよいか考えていませんか?
この記事では、赤ちゃんの蚊取り線香について
- 蚊取り線香は赤ちゃんに影響あるの?
- 蚊に刺されたら赤ちゃんにどんな悪影響があるの?
- 蚊取り線香以外のオススメの虫除けはあるの?
の3つについてお話します。
赤ちゃんに蚊取り線香は大丈夫?影響は?
蚊取り線香といえば、モクモクと煙を出すことによって蚊を寄せ付けなくする虫除けです。煙の匂いは今でこそローズだったり森の香りだったりと種類がありますが、普通のタイプのものは決していい匂いというわけではりません。
煙が出るだけあって、赤ちゃんに蚊取り線香は有害ではないか?と考えがちですが、実は蚊取り線香は赤ちゃんにとって有害ではありません。
それは蚊取り線香の成分を見ればわかります。そもそも蚊取り線香の成分は除虫菊に含まれる天然の殺虫成分に似た配合で作られたピレスロイドという化合物です。
蚊が嫌がる香りを放ち、虫を追い出す作用があるだけでなく、安全性が高いと言われています。
もし赤ちゃんの体内に煙が入っても、人間が持っている機能で、蚊取り線香に含まれる成分は体内分解がすぐに行われるため問題ないとされています。
ただし一つ注意もあります。成分自体は体に影響を与えるものではありませんが、蚊取り線香は煙を放つので顔の近くで炊いてしまうと、目や喉に悪影響があります。
赤ちゃんは自分から煙を避けたり、場所を移動したりすることはできないですよね。蚊取り線香を使うときは必ず赤ちゃんとの距離はしっかり保つようにしてください。
★赤ちゃんにとって蚊取り線香は有害ではない
★ただし目や喉に悪影響を及ぼす可能性があるので、
赤ちゃんとの距離を保つ
近年では先ほどお伝えした化合物で作られた蚊取り線香が主流になりつつありますが、メーカーによっては100%天然植物成分で作られた蚊取り線香も販売しているので、赤ちゃんにとってより安全なものをと考える場合は、そちらを購入してみると良いと思います。
赤ちゃんへの蚊取り線香の影響はないことがわかり、虫除けは蚊取り線香派という人もホッとしたと思います。でも、蚊取り線香も万能ではありません・・。もし赤ちゃんが虫に刺されたらどんな影響があるのかについて次はみて行きたいと思います。
虫刺されによる赤ちゃんへの影響は?
蚊の虫刺されは、かゆみだけを起こすものではありません。かゆみがきっかけでいろんな症状を引き起こしてしまいます。
赤ちゃんはただでさえ大人よりも皮膚が薄く、免疫力も弱く敏感な状態です。もし赤ちゃんが蚊に刺されてしまうと、それだけで次のような症状が出ることがあります。
- 大人が刺されるよりも腫れ上がる
- しこりが出来る
- 水疱が出来る
上記の症状はひどくなるとかゆみも増していきます。私自身、大人であるにも関わらず虫刺されには敏感に反応する体質で、腫れ上がったりしこりができたりすることもあります。
そしてかゆみは赤ちゃんがぐずる原因にもなります。
赤ちゃんの蚊の虫刺されを発見したら、まずは濡れタオルで冷やして、症状を抑えましょう。そして、赤ちゃんでも使用できるかゆみ止めを塗って様子をみてください。
ぐずるだけならまだあやす方法がありますが、掻きむしる月齢になると、刺された部分が広がり傷となって細菌が入り込み、「とびひ」の原因にもなります。
私の子供は何度かとびひになってしまいましたが、見ていて本当につらいです。痛いよりかゆいのは我慢するのがつらいって言いますよね。赤ちゃんも同じで、掻かないでとママがどんなに願っても掻こうとしてしまうのです。
とびひになったと思ったら病院を受診しましょう。あっという間に症状が広がってしまいます。飲み薬と塗り薬を処方してもらうと数日で症状は引いていきます。
虫刺されは赤ちゃんにとっていろんな症状を引き起こしてしまうので、夏場の蚊よけ対策は、本当に重要だと考えています。
蚊取り線香以外にオススメの虫除けは?
蚊取り線香以外にも色々な赤ちゃん用に虫除けが販売されています。蚊取り線香もなかなかの効き目ですが、持って歩くわけにもいきません。
赤ちゃん用の虫除けは、殺虫成分不使用で天然ハーブが使用されているタイプです。服に直接貼り付けることが出来るシールタイプや、ベビーカー、ベビーベッドの周りに吊り下げられるタイプが販売されています。
また同様に殺虫成分不使用でノンアルコールのものでウォータージェルタイプやウェットティッシュ型も販売しています。アロマの精油の力で虫除けをするアロマ虫除けもありますね。
月齢が小さいお子さんには、これらの商品がより赤ちゃんにとって良いでしょう。
私も娘が生後1~3ヶ月頃に夏を迎え、シールタイプの虫除けを洋服に1~2枚貼り付けていました。お陰で蚊に噛まれることは少なくてすみ、無事に夏を乗り越えることが出来ました。
赤ちゃんには、ママが安心できる虫除けを使うことはとても大切なこと。しっかりと商品選びをしてあげましょう。
まとめ
蚊取り線香が使えるとわかれば、家の中での虫対策はバッチリですよね。
お出かけが出来る月齢になれば、ご紹介した虫除けを購入したり、ベビーカーにつける蚊帳も販売されているので、購入を検討してみてください。
楽しい夏を過ごされることを祈っています。